『スイーパー(通称:青鬼)のひとりごと』2011年11月16日

たかが全縦の1/3程の地点ですが、チェックポイント締切り直前の
菊水山には、全縦ゴールに負けないくらいの感動があります。

この時間に菊水山を登っている方で、体力に余裕のある方はいません。
全縦完走などという言葉は消え去り、菊水山山頂のチェックポイントに
時間内にたどり着いて、参加証に1つだけでもハンコを押してもらいたい。
その想いだけで、自分の限界と闘っているように見えます。

あと少しの言葉に一歩、また一歩と足を進めても、果てしなく続く急階段。
「もう無理、足が動かない」 「ここまで来たんだからあと少し」
「ちょっとだけ休みたい」 「ここで休んだら間に合わない」
もう、頭の中はグチャグチャになっているかと思います。

こうした葛藤を繰り返しながら、限界を超えて間に合った人もいますし
精一杯がんばったけどハンコを押してもらえなかった人もいます。
どちらの結果となったとしても、今までで一番がんばったと思います。

ギリギリ間に合わなかった人を見ていると、もっと早い時点で
アドバイスしてあげられれば、間に合ったのにと残念で仕方ないです。

赤鬼は制限時間ギリギリに到着するペースで歩いていますが
青鬼は赤鬼よりさらに10分遅いペースで歩いていますので
青鬼に追いつかれたら、そこから挽回するのは難しいでしょうね。

だから、私も次回からは青鬼を卒業して
勝手に応援しようかな?と思ったりもしています。
がんばっている人たちを応援して
一人でも多くハンコをもらって喜ぶ姿がみたいな。
須磨アルプス

【あお鬼からのアドバイス】
参考までに、赤鬼の通過時間を記載しますので
六甲全山縦走大会に参加される方(特に自信のない方)は
この時間までに各ポイントを通過することを意識してください。

 7:00 須磨浦公園
 7:45 高倉団地
 8:45 須磨アルプス
 9:30 妙法寺小学校
10:15 安井茶屋(市民トイレ)
10:35 鷹取橋横断歩道
11:00 鵯越駅
11:35 菊水山西登り口
12:20 菊水山CP

タイムオーバーとなる方は、休憩を多く取られている方が大半です。
休憩は適当に取らないで、がんばって歩いて休憩時間を稼いでから休憩しましょう。
休憩後に遅れを挽回することは難しいです。

【赤鬼、青鬼とは】
赤や青(緑)のゼッケンを付けているパトロールのボランティアのことです。
赤鬼は、チェックポイントを締切り時刻までに通過するための目安となるように歩きます。
途中で赤鬼に抜かれても構いませんが、チェックポイントには赤鬼より先に到着しなければ
失格となってしまいます。
青鬼は、救援パトロールとして赤鬼の10分後ろを歩きます。
青鬼が通過すると、各地点のボランティアは引き上げてしまいますので注意してください。